放浪宇宙人ペガッサ星人

先日「怪獣娘(黒)」を見てきました。

普段の怪獣娘の雰囲気を残しながらも劇場作品の特別感もある良い作品でした。

怪獣娘第3期を作ってください。オナシャス!

(C)円谷プロ (C)怪獣娘黒(ウルトラ怪獣擬人化計画)製作委員会

 

 

 

 

さて、今回は怪獣娘(黒)にて主役を務めたペガッサ星人のお話です。

(C)1967 円谷プロダクション 「ウルトラセブン」より

 

初登場はウルトラセブン第6話「ダーク・ゾーン」。

宇宙有数の科学力を誇る種族だが、母星はすでに荒廃しており人工宇宙都市ペガッサシティを建造。そこに移り住んで宇宙を放浪していた。

しかし、ペガッサシティの動力系が故障してしまい進路の制御不能に陥ってしまう。更に運の悪い事にこのままでは地球に衝突する事が判明してしまった。

衝突を回避する為にペガッサ星人は地球に対して地球の軌道変更を要求する。

その一方で万が一に備え地球に工作員を一人派遣し、いざという時は地球を破壊してペガッサシティを救う事を命じていた。

その工作員はダークゾーンという闇に隠れる能力を使ってウルトラ警備隊のアンヌ隊員の部屋に潜伏。部屋に戻ってきたアンヌにダークゾーンに隠れたまま自分の素性を隠さず話す。アンヌとモロボシ・ダン=ウルトラセブンは彼を信用し談笑するほどまで仲良くなっていた。

 

一方、地球の軌道変更を要求されたウルトラ警備隊だったがペガッサ星人にとっては造作のない事でも地球にはそんな技術は存在しない。地球を守る為にはペガッサシティを破壊するしか無かった。かといって侵略ではなく平和的な解決を提案してくれたペガッサ星人を見捨てるわけにもいかない。

そこで地球側はペガッサシティに住むペガッサ星人に地球への退避と新たなペガッサシティを建造するまでの地球滞在を認める。ウルトラ警備隊は地球側の使者としてペガッサシティに避難を呼びかけた。

が、いくら呼びかけてもペガッサ星人の応答はない。必死の呼びかけを続けるウルトラ警備隊だったが想いも虚しくタイムリミットが来てしまい地球を守る為にペガッサシティは多くのペガッサ星人諸共爆破されてしまった。

 

その事実を知った工作員は怒りのままに地球への復讐を決意。自分に優しくしてくれたアンヌとダンに地球の外に逃げろと警告し地球破壊爆弾を起動させる。

駆けつけたウルトラセブンによって地球爆破は阻止され工作員自身もセブンに敗北して何処かへと姿を消す。それ以降、工作員の姿を見たものは誰もいなかった。

 

 

 

一つ言える事があるとすれば間違いなく善良な宇宙人である。自分たちの危機に侵略ではなく平和的な解決方法を提案しており侵略宇宙人ではない。友好関係を結ぶことも十分できる存在だろう。

しかし、異文化コミュニケーションの場において自分達の基準だけで物を判断して高らかに要求してしまったり、対話の意思を示した地球からの呼びかけに肯定でも否定でもなく無視(言うまでもなくコミュニケーションにおいては最悪の行動)をしてしまったりと傲慢な部分が見える。工作員がアンヌとダンを思って言った「地球の外に逃げろ」という警告も、仮に地球から脱出したとして故郷の星を失ったアンヌがどう生活していくのかという後々の事を全く考えていない独善的な物に感じてしまう。

ペガッサシティの崩壊によって多くの人的被害を出してしまったペガッサ星人だが、地球に惑星の軌道変更ができる技術が無いと分かった時点で自分達の技術を提供していれば、あるいは地球側の避難の呼びかけに応えていれば、悲劇を回避できる道はいくらでもあったはずなのに自分達から一切手を尽くさないのでは今回の結果も必然だったと言わざるを得ないだろう。

ちなみにペガッサシティに全ペガッサ星人が移り住んでいたわけではなく、同様の人工都市は他にも存在しているという設定である。よく誤解されるのだがウルトラ警備隊がペガッサ星人を全滅させたわけではないのでお間違え無きよう。

 

 

 

ウルトラマンジードにおいては主人公朝倉リクの相棒としてペガッサ星人のペガが登場。

(C)2017 円谷プロダクション 「ウルトラマンジード」より

担当声優は潘めぐみ(PSO2のハリエット)。

ペガッサ星人の中でも幼い個体らしくウルトラセブンに登場した個体よりも姿や言動にそれが現れている他、地球人の服を着用している。

ダークゾーンに入る能力も当然使えるので普段はダークゾーンに身を隠している。

戦闘力は皆無なので戦闘には参加せずにリクのサポート役を担うが、リクとライハを狙う狙撃手にダークゾーンから接近して奇襲をかけるなど仲間思いで勇気のある少年。

その性格や役回りから少年なのにジードヒロインズの一人に数えられており、性別以外は一番ヒロインっぽいヒロインである。

リク×ペガ。これはいけます。